大使館でのパーティー

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5月から本格的に対外活動を開始し、過日久し振りに在日大使館のパーティーに顔を出しました。

大使館の大きな行事には各国の大使館員が集うので、ひとつの大使館で各国の外交官と顔を合わせることが出来ますが、対外的な大きな活動を控えていた数ヵ月の内に米国を始めとする諸々の国々の大使館員の顔ぶれが様変わりしていました。

特に米国は、近日中に日本でも人気のある元大統領のご令嬢が駐日米国大使として赴任予定ですが、米国は大統領選に協力した人物が、その功労賞として大使して任命されることが多いようです。

現在の駐日米国大使も存じ上げておりますが、前身は辣腕弁護士でオバマ大統領が最初に大統領出馬表明をしたときにいち早く指示をした人物として知られています。

私の知る限り、こと米国に関しては、ここ何代かの駐日大使で生粋の外交官は一人しかおらず、あとは皆大統領の政治指名で大使として赴任してきています。

日本でも民間出身の大使はいることはいますが、殆どが外務省出身者で占められているのと対照的です。

閑話休題、大使館のパーティーでここ数年間で著しく変わったのは、若手を中心に日本語を流暢に使う大使館員が増えたことです。

それも単に外国語訛りの日本語を巧みに扱うというレベルではなく、発音も日本人と変わらないか、言葉の乱れた昨今の日本人より余程しっかりとした日本語を話すのです。

それに比べてパーティーに参加している日本人の英語のレベルの低さは目を覆わんばかりです。

立食パーティーの席上でも日本人同士が交わりあい、各国の大使館員の人たちと積極的に話さない人たちが依然と目立ちますが、私の目からすると世界中の情報の宝庫ともいえる場をとても無駄に使っているようにしか見えません。

多様性と出合うことこそが重要なことだと信じて疑いませんが、いまだ日本社会は私が定義する『村社会』 


1.同じ類で群れあって異質のものを受け入れない体質。

2.全体の利益より自分の属している集団の利益を最優先する体質。


から抜け出せていないのですね。

さて、大使館のパーティーには何らかの楽器演奏や歌がパーティーの最中に催されることがしばしばありますが、アメリカの音楽療法家ガストン、E.セイヤーが言った言葉は誠に説得力があると思います。


『人と人の心が言葉だけでつながるなら音楽などというものは生まれていなかったであろう』。


ペリー・コモの甘い歌声で歌われる For the good times は、私のブログのタイトルにもなっていますが、このようなリラックスする曲をBGMに日本人も積極的に発言の場を設ける日が来ることを願います。




都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
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大使館でのパーティー への3件のフィードバック

  1. 小林理枝子 のコメント:
    こんにちは。SSAの小林です。本当は早朝携帯で拝見させて頂き都倉さんのご意見、私もその通りだなあと感じておりました。
  2. 荒川 文生 のコメント:
    確かに、立食式の宴会は、情報交換の良い機会です。一番気を使うのは、「積極性」が「出しゃばり」に変貌する時です。また、相手が求める「情報」がなにか、それを当方が提供できるか、そういったことを敏感に感じ取り、判断できる能力は、どうすれば涵養できるのでしょうか?

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