風林火山

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私は甲斐の戦国大名の武田信玄の軍旗に記されたとされていう『風林火山』と言う言葉が好きです。

疾(はや)きこと風のごとく
徐(しず)かなること林のごとし
攻めること火のごとく
動かざること山のごとし


『風林火山』という名称は現代の創作という説もありますが、それはさておき大切なことは、この四つが上手くバランスが取れて相乗効果をもたらすことだと思います。

一つ又は二つ、三つは満たしている人は珍しく有りませんが、四つとも満たしている人に出会ったことは、私の敬愛する聖路加国際病院の日野原理事長以外には有りません。


多くの場合、一見矛盾している

『疾きごと風のごとく』と『動かざること山のごとし』

の両面を兼ね備えることがとても難しいからです。


この風林火山の四つの標語のうち最近の日本社会は、四番目の

『動かざること山のごとし』

だけ満たしている人間がやたら多く思います(笑)


本来の意味はは心が据わっていて何事にも動じないと言う意味だと思いますが、現代日本社会に多いのは『何事に対しても前向きな行動を起こさない人達』のことです。


日本の失った20年の最大の要因は必要なときに必要な決断のもとに行動を起こさなかったことに起因していると考えます。


『朝令暮改』と言うことば、は永らく[朝決たことを夕方には覆す』と言う一貫性のない悪い例として用いられて来ましたが、私は今の時代は必要に応じて『朝令朝改』しなければならない時代だと思います。

『巧遅は拙速に如かず(幾ら巧みでもおそければ、多少雑でも速い方が勝る)』

と言う格言も今の時代にもっともふさわしい言葉かも知れませんね。

『前向きに検討します』

といって、問題を先送りしていく時代はとうの昔に過ぎ去っています。

今年はアメリカ合衆国を始め世界の多くの国々に於いて新しいリーダーが選ばれる年です。我が国でも恐らくそうなるでしょう。

私の個人的な意見は、現在の顔ぶれを見る限りではどの党の党首が次の日本を率いるリーダーになったとしても世界に伍するリーダーとはなりえないと考えます。

世論に右顧左眄(人の思惑などまわりのことばかり気にして決断をためらうこと)なく世界とのバランス感覚を保ち、即断即決して風のように速く行動に移り、必要な時は火のごとく堂々と怯まずに交渉し、それでいて林のように静かで山のように動じないリーダーが必要不可欠各な時だと思います。

1965年にビートルズがリリースしたヒット曲

”ヘルプ”

正に今の日本の政治家の顔ぶれを見ていると ヘルプ という言葉が口元を衝いててきます。









都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
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風林火山 への2件のフィードバック

  1. 林三雄 のコメント:
    都倉先生 風林火山 まさに現状を思う心 ピタリ 激動幕末高杉晋作の決起を思い起こします 今 いかにあるべきか ふるさとジャンボリー 頑張っています 林三雄

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