あるチャレンジ

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人生にはいろいろなチャレンジが付きもので私も現在まで数多くのチャレンジを行って来ました。

しかし、同じチャレンジでも昨日はいい歳をして一風変わった子供じみたことに対してチャレンジしました(笑)

それは、私の母校慶応大学三田キャンパスそばにある有名なラーメン店でのチャレンジでした。

好き嫌いは別として慶応の卒業生なら名前を知らない人はもぐりだと言われるほど現在では全国区的にも有名なラーメン店ですが、そこの三田の本店で現役の学生でも半数はギブアップするといわれている大ブタ野菜にんにくにチャレンジしたのです。

この呪文めいた注文のしかたがこの店の仕来たりなのですが、要は一般的に言うチャーシュー麺の大盛りに野菜とにんにくがどかっと盛られたものです。


しかも、ここの麺の量は半端ではなくと称している盛りでも普通のラーメン店の優に倍はある盛りで、となると三倍以上の量になるのではないでしょうか?

更にブタと称されているチャーシュー(正確には煮ブタですが)が親父さんの気分で150グラムから200グラムぐらい無造作に放り込まれ、その上野菜とにんにくを注文すると写真の様になって出てきます。

果たして美味しかったかと聞かれると、正直言って全く味わう余裕も無くひたすら無言で食べ続けただけというのが本音です。

では、なぜそのようなチャレンジをする羽目になったのでしょう?

それは、ある会食の席で後輩に煽られてついつい大ブタ野菜にんにくを完食すると宣言したからです。

まあ、苦しい思いをしたのは自業自得なのです(笑)

昔から若い連中と張り合って子供じみたチャレンジをすることが好きで、家内に呆れられることがしばしばありましたが、三つ子の魂なんとやらで未だにその傾向は抜け切れていないようです。

振り返りますと、2008年8月に中咽頭癌が左首リンパ節に転移したレベル4の進行癌が発見され、癌の三大治療を受けました。

その後二年間は味覚を失い唾液腺も一本摘出してるために唾液量が少なく、物を飲み込むこともままならず、酷いときは麺類でも喉につかえるような日々を送りました。


現在味覚は9割がた回復しましたが、やはりものを飲み込む際の喉のつかえは結構あります。

しかし、昨日は同志と朝の8時半から開店のまだシャッターの降りた店の前で8時20分に集合して待つこと約20分チャレンジを開始しました。

チャレンジした同志は私を除いて男性5名に紅一点女性が一人でした。

お店はコの字のカウンターだけの10人も入れば一杯になるような店で床も油でベトベトしており、お世辞にも女性が喜ぶ作りでは無いと思いますが、参加してくれた女性は文句ひとつ言わず黙々と食べ完食していました。さすがにでは有りませんでしたがそれでも普通のラーメン店の大盛り分はありました(笑)

一風変わった美学を共有している体育会系のノリの男性たちの中に入って、文句ひとつ言わずに静かに笑顔を絶やさず、普通のラーメン店の大盛り以上の量のラーメンを完食した姿は日本女性の鏡の様でした(*^_^*)


助かったのは天気が雨模様で涼しかったことです。

あれが炎天下の中だったら待ち時間を含め多少事情は変わったかも知れません。


ラーメンを食べ終わってまだ苦しい中、米国から来日しているキャンサーサバイバーのNPO代表との話を行う場に向かいました。

そこのBGMで1976年にリリースされたボズ・スキャッグスのヒット曲 We are all alone(邦題:みんなひとりぼっち)が流れていました。

闘病中一日のうちの大半をベッドの上から天井を見ていた時期はこの曲を聴いて涙がでましたが、昨日はなぜか笑顔で聴いていました。

午前中の同志たちの奮闘している姿を思い出し満たされた気持ちの表れだったのでしょう(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=XCxa03KOS7c&feature=share

都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 料理 タグ: パーマリンク

あるチャレンジ への3件のフィードバック

  1. ピンバック: Boz Scaggs “We are all alone”  ふたりきり、そして、ひとりきり « 夢づくり 人づくり

  2. 菅原 浩二 のコメント:
    チャレンジャー都倉様、完食おめでとう御座いました。
    黄色い看板の店ですね。我が地方都市にも昨年、出店しまして、若い学生が長蛇の列を成してます。
    私もチャレンジして完食しましたが、食後の満腹感を越して脱力感、身動きが取れずに居ました。
    今度は、回転寿司の挑戦を希望します。

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