重い

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22日の日曜日は久し振りに一日のんびり出来た日でした。

相談メールの回答は日々欠かしませんが、それ以外は一日のんびりと過ごしました。

恐らく今年になって一番ゆっくり過ごせた一日だったかもしれません。

それは金曜日に6月初旬に出版予定の著書の最終的な推敲を終えたことも一因だったと思います。

昨年纏めた段階では私の半生を時系列的に書いた草稿でしたが、最終的に2008年8月から2010年12月までの癌との闘いを中心とした私の半生を描いたものに再編集しました。更に新たなるエピローグとして昨年9月に発見された癌の転移及びその後現在に至るまでの私の活動を描いたものに纏め上げました。


私はもともととても頑健に生まれ現在に至るまで風邪一つ引いたことも殆どありません。それは大病をした後もそうです。

しかし、反面三回に亘って生死を彷徨う大病を体験するという数奇な運命にもてあそばれました。


34歳の時にくも膜下出血を煩い一年間の休職を余儀なくされ、最終的にはそれが原因で三井物産を退職して独立起業することを決意しました。

その後21年半に亘る会社経営はそれなりの苦労はありましたが、ヨーロッパのモダンカジュアル家具をヨーロッパのオリジナリティを損なうことなく日本の居住環境、日本人のライフスタイルに合うようにデザイン、生産、輸入、販売を手掛ける会社として日本のリーディングカンパニーとなりました。

更に、いち早く乗り出したインターネット事業ではインターネット通販の成長とともに成長し潜在的な顧客が50万人を超える規模まで成長しました。

しかし、2015年に株式上場して私は引退を予定していたライフプランの中で2008年8月に中咽頭癌が左首リンパ節に転移したステージ4の状態で発見され私の人生は一変しました。


最大リスク期間といわれた二年間を無事乗り切りもはや転移の可能性は極めて少ないといわれ新たなる一歩を踏み出した2011年でしたが9月に左鎖骨上リンパ節に転移が発見され再び癌の三大治療を受ける羽目になったのです。

一度撃退したと思った『癌という名の化け物』が再び姿を変えて私に闘いを挑んできたのです。

しかし、お陰さまで二度目の闘いも化け物に勝利することが出来ました。


現在は三度目の闘いをしないで済むように通常の経過観察に加えて漢方薬などで免疫力を高め今後ミクロレベルの癌細胞が生まれてもいち早く消失できるような試みも行っています。

いずれにせよ、二度にわたる癌との闘いは私のことをとても強くしてくれました。

ひ弱だった男が逞しい戦士に生まれ変わったと言っても過言じゃないかもしれません(笑)

もはや癌という化け物が私のことを悩ましたり脅かすことはありませんし、私は今後どういう運命が待ち受けているかは

『天のみぞ知る』

ですが、精神的には完全に 『癌との闘い』 を克服したと思っています。


最終草稿を読み直してみると闘病の部分はとても重く、自分でもよく持ちこたえられたと思いました(笑)

重い内容の部分をいかに分かりやすく書くかに苦心しましたたが、私なりに可能な限り分かりやすく書く努力をしました。

さて、同じ『重さ』でもこちらは嬉しい重さです。

推敲を終えホッとしたのと疲れがドッと出たのが重なり、珍しく洋服を着たままで寝てしまいました。

暫くして胸に圧迫感を感じて目が覚めました。

するとなんと三匹の子供たちの末っ子のシンバが私の胸の上で寝ていたのです。

写真は家内が私の部屋が電気がつけっぱなしになっているので部屋を見に来た時に撮ったものです。

うちの三匹の子供たちはそれぞれ数奇な運命を辿ってうちの家族になりました。

長男のウィンは7年前新橋の立ち飲みやで社員と一杯やり会計をしようとしていたときにヨロヨロと出てきた子猫でした。可愛さと酔っていた勢いもありそのまま拾って育てようと思い、名前は会社が大きく成長している過程でしたので勝利にちなんでウィンとしました。

長女のジョイは3年前私が最初の三大治療を受けた翌年の初春に庭先で雨宿りしていた捕獲を逃れた子猫でした。丁度私も命が助かったばかりでしたので歓びにちなんでジョイと命名しました。

次男のシンバは昨年8月に家族に加わりましたが、飼い主を探していた子猫を譲り受けました。シンバとはスワヒリ語でライオンという意味でライオンキングのシンバに因んで付けました。

シンバが一番スキンシップを求めますが、我家に来た当初は胸の上に乗っても殆ど重さを感じませんでした。

それから数ヶ月して、やはり私が寝て入る時にシンバが私の胸の上に乗ってきて寝ている重さで目を覚まし、僅かの間での成長振りに驚いた覚えがあります。

しかし、今回の重さは更に別格でした。

まだ生後一年経っていませんがその胸の上で感じた重さから立派に成長したことを感じさせてくれました。

改めて三匹の子供たちを眺めると、それぞれ一緒に辿ってきた歴史があります。

私も含め三匹とも一つ間違えば命を失っていた中、何かの引き合わせで家族になったのです。

シンバの重さをきっかけに改めて人生の縁と巡り合いというものの大切さを感じ感慨に浸りました(笑)



都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: ペット タグ: パーマリンク

重い への2件のフィードバック

  1. 林三雄 のコメント:
    素晴らしい御経歴に感動しました 不治の病を克服された中村天風先生の宇宙観を思い出します 心がいかに克服されたか 御出版が待ち遠しいです
    • 都倉 亮 のコメント:
      著書は日野原先生が推薦文と帯文を書いて下さいました。

      6月初旬に出版される予定で現在最終的な細かい遣り取りを出版社と行っています。

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