シニアの活力

Pocket

昨日の朝日新聞のコラムに、聖路加国際病院の日野原理事長がフェイスブックに付いて言及された内容の一部が掲載されていました。

掲載されていたた内容は下記の通りです。

『新老人の会は現在、会員12,000人のを数え、3万人を近い将来の目標にしています。私はボランティアの方のご協力を得てフェイスブックを開設し、そこからの情報で更に会員増強を図りたいと考えています』

日野原先生が主宰されている『新老人の会』は過去にもブログでご紹介しましたが、2000年に発足してから現在に至るまで全国39の都道府県と海外で約12、000人の会員がいます。

新老人の会は75歳以上をシニア会員、60歳から75歳未満をジュニア会員、20歳から60歳未満をサポート会員とし、老後の生き方を自ら勇気をもって選択し、自立とよき生活週間をそれぞれの家庭や社会に伝達すると共に、次の時代をより健やかにする役割を担うことを行動基準のひとつとしています。

しかし、私はこの新老人の会のジュニア会員、シニア会員の人たちが『大きな志』を持って活動できれば、同時に現在物理的な年齢が60歳に達したという理由だけで第一線を退くことを余儀なくされているシニアの人達を活性化させることができ、ひいては社会的にも大きな役割を果たせると信じています。


日本は男女とも長寿国で、女性に至っては2008年現在で86.05歳で24年連続世界一を誇っています。

少子高齢化社会を迎えて久しいですが、来るべく労働力不足に対して何ら抜本的な対策を講じることなく無策ぶりを露呈している日本政府に対して、新老人の会の理念は日本を変える原動力になるものと信じています。

私も年齢が60-65歳に達したという理由だけで、現役引退を余儀なくさせられる多くのシニアが、活気をもって生き甲斐を覚えられる活動に従事できれば、日本が活性化すると確信しています。

さて、私はフェースブックを始めとするソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)は、現在人間が手に入れることの出きる最大かつ最強の情報収集、共有、配信手段だと確信しており、現在SNSに繋がっていないシニアの人達をSNSで繋ぐことにより大きな力が生まれます。

我々の調査によりますと、現在日々パソコン、インターネットを利用しているシニアは14%に対して、興味があって誰かに指導してもらえたら開始したいというシニアは86%という調査結果が出ています。詰まり、なんと72%のシニアの人たちがパソコン、インターネットを日常的に利用したいにも関わらず利用できていない状態なのです。

私どもはこの72%のシニアの人達に日々パソコン、インターネットの利用が可能になる啓蒙活動を様々なプロジェクトを通じて行っています。

その一つが、昨日の朝日新聞のコラムで日野原先生が述べておられた『新老人の会』をフェースブックを始めとするSNSに連動させ組織の活動を飛躍的に拡大させることです。

基本的な提案は

*現在12、000人の会員は2015年中に30、000人にすること。

*会員同士がSNSで繋がることにより現在にはない地域を越えた密接な繋がり並びに交流が生まれる。

*日野原先生の動画や投稿を日々パソコンを点ければいつでも見ることができる。


ということに代表されるように、会員数の増加、会員同士の交流の多面化及び多様化、日野原先生と会員の接点を増やし交流を深めることを考えています。

世間ではシニアを取り込もうといろいろな試みが模索されています。

シニアの保有している預金を始めとする資金量は若い世代の資金量を遥かに上回るからです。

しかし、全ての試みが点と点のアプローチです。

シニア世代が大きな円の中で繋がりを持てるようになったときに生み出される活力の大きさは別次元のものとなります。


現在のシニア世代は戦後の日本の繁栄の大きな礎となってくれました。

多くの方々が日本の繁栄の為に個人的な生活を犠牲にして寸暇を惜しみ働いて来て下さったのです。

そういう人達がある年齢を迎えたというだけで引退を余儀なくされる社会は、社会のためにも個人のためにもマイナスです。

SNSで繋がれば現在多くのシニアの方々が味わっている孤独さからも開放されます。


シニアの方々がまだ若かりし頃の1964年にボビー・ヴィントンがリリースした『ミスターロンリー』は日本でも大ヒットしました。

日本はまだ豊かではありませんでしたが、国全体が希望に満ちていて明るく人情が溢れていました。

現代社会は遥かに物質的には恵まれていて便利な世の中になりましたが、あの時代に何か­を置き忘れてきてしまったような気がします。

シニアの方々には一世を風靡したラジオ長寿番組『ジェットストリーム』のBGMと言った方がお分かりかも知れません。

SNSでシニアが活性化することによって個人も社会にも活力が戻る日は直ぐそこまで来ています。


http://www.youtube.com/watch?v=JnOy3GqnvdE


都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 生活 タグ: パーマリンク

シニアの活力 への2件のフィードバック

  1. 林田満雄 のコメント:
    都倉さんの論旨、正にその通りと思いますが、高齢者はパソコンの利用が未熟で、皆さんについて行くのは,中々大変です。色々ご指導願います。
    しかし、facebookに登録して頂いてから,急に世界が広くなり、本当に有り難うございました。ただホヤホヤので新入生で、このコメントも無事に着いてるやら不安が一杯です。
    • 都倉 亮 のコメント:
      無事届いていますよ(^^)

      フェイスブックを始めとするソーシャル・ネットワーク・サービスは間違いなく人類が現在手に出来る最高かつ海峡の情報収集、共有、配信手段です。

      勉強会で何でもご質問下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です