降誕祭

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メリークリスマス!

今年はクリスマス・イブが土曜日、クリスマスが日曜日なので、昨夜のクリスマス・イブのミサは長年すんでいた東京麻布のホームチャーチに参列し、今朝は横浜の自宅の最寄りの教会のミサに参列して参りました。

日本の多くの人達にとってクリスマス・イブはお祭り行事として祝われていますが、我々クリスチャンにとっては主のご降誕(イエスの誕生のことを指す)の前夜は、静かに且つ厳粛に祝うのがならわしです。

麻布は東京六本木の側で、横浜から麻布に行く時は渋谷を経由しますので両繁華街の盛り上がりは並大抵の物ではなく、サンタクロースのコスチュームやトナカイの帽子などを被った若者達で賑わっていました。

しかし、麻布教会の中では厳粛に主のご降誕の前夜を祝うミサが行われました。

一夜明け、今朝は主のご降誕を祝う自宅の側の教会に参列して参りましたが、日本では実際のクリスマスの日は関係なく、あくまでもクリスマス・イブが大切なようで、今日は既に新年に向けた新たなお祭りごとへの準備に余念がないようです(笑)

さて、23日に先月に引き続き仙台に日帰りで行ってきました。

被災地で話をする機会を与えて頂きましたので、『希望』をテーマに話をさせて頂きました。

被災者の多くは未曾有の大惨事を体験したことにより、大き精神的なダメージを受けている人が多く、日々ご相談メールを頂く方々と共通したものが多く見られます。

人間一番怖いことは

『心が閉ざされることです』

その閉ざされた心を開くには、災いが全て飛び出していった後にパンドラの箱に最後に残っていた

『希望』

をどんな時でも持ち続けることです。

希望は

『心に響く、心を動かす、心を揺さぶる』

感動を得ることにより芽生えます。

その為には現実を受け入れなければなりません。

時代の挑戦を受け入れ、未来に向けて改善していく勇気を持つために必要不可欠なものが

『希望』

ということを、私の体験談の中から話させて頂きました。


今後も機会があるたびに被災地を訪れ私の体験談を述べ続けて行きたいと思います。

そして、私の言葉が少しでも希望を失っている人たちの心に

『希望の光を灯すきっかけ』

になればこれほど嬉しいことはありません。


その後日本サッカー協会が主催した、被災地及び被災者を招待したクリスマス・チャリティーマッチを観る機会に恵まれました。

東北地方出身の選手の選抜チームと海外で活躍している選手も含む日本代表選抜選手との試合で、試合前は圧倒的に日本代表選抜チームが有利と思いましたが、東北地方出身の選手達は立派でした。

何と先取点は東北選抜チームがあげました。

試合は4-2で日本代表選抜チームが勝ちましたが、通常の試合に見られる勝つためには手段を選ばぬ反則行為や、明らかなアンフェアプレーなども皆無で、実にサッカーの本質が楽しめた親善試合でした。

選手及び関係者は全て無給のボランティアで、前日仙台入りしてそれぞれがグループに分かれてボランティア活動をした様子もスタジアムの電光掲示板で紹介されました。

試合の収益も全て被災地に寄付されると言うもので、多くの被災者の方々も招待されていました。

試合後、選手達がグラウンドを一周して観客席にサイン入りボールなどを蹴りこんだりするサービスもありましたが、私の席からも多くの被災者達が泣きながら

『有り難う!有り難う!』

と連呼していて、それが大きなうねりとなり大連呼になって行くのが見えました。

思わず心がジーンとして涙が出る思いでした。


政治の無力化の中、選ばれたサッカー選手たちがシーズンオフにも関わらず被災地、被災者のために捧げた二日間は本当に尊いものだと思います。

私も自分の出来る範囲で微力ながら全力を尽していますが、スポーツを通して人々の沈んだ心に灯した

『希望の光』

は、私の小さな力などを遥かに凌駕するこの上なく大きなものであったことをこの目で確認しました。

私からも関係者一同には大きな感謝とエールを送りたいと思います。

『何の損得勘定もなく、純粋に被災地、被災者のために自分達の出来ることをやってくれた君たち若い力に日本の将来の希望を見ました!!』

『本当に有り難う!!!!!』


都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
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