化学療法

Pocket

過日ブログでお知らせ致しました通り、私は9月7日に癌の転移が発見され9月22日に手術を受けました。

転移した場所は左鎖骨上のリンパ節で、最初は手術で癌を廓清(取り除く)して後は外来治療で済むという1週間の入院予定でした。
しかし、手術をしてみたら癌が当初の予想より腕神経叢(そう)に深く食い込んで居たため、完全に癌に浸食されていた二本の神経を切断せざるを得ませんでした。

執刀医は更に大きな範囲で腕神経叢を取り除きたかったようですが、そうすると完全に左手の機能を失ってしまうので、癌が触れていた部分の神経は化学療法と放射線治療を行うことになり、一クール三週間の治療を二クール計六週間の追加入院することになりました。
しかし、化学療法は物凄く身体に副作用を及ぼし大きな副作用で言えば白血球の数値の低下、血小板の数値の低下、深刻な貧血などで小さな副作用を含めると人によって千差万別の副作用が出ます。

過日ブログでご紹介致しました、聖路加国際病院の日野原理事長と月刊誌の 致知 での対談取材も当初10月18日の予定でしたが、私の入院が長期化することになったので、日野原先生のご厚意で年内全くスケジュールが空いていらっしゃらなかった中、私の化学療法の中断期間の10月31日にお時間を作って下さり、対談が実現した次第です。

写真は経口薬抗癌剤を含む11種類、14錠、一袋の薬です。昼と寝る前は少なめですが、この量を朝晩服用します。この量だと食後の薬ではなく食事そのものだと看護婦に言いました。しかもあまり食欲をそそりませんよね(笑)

来週は化学療法のメインイベントともいえる強力な抗癌剤の点滴が行われます。前後二日は違う薬品の点滴が行われますので、実質三日間点滴でつながれっぱなしです。この間放射線治療も併用して受けるので結構朝から晩まで治療している感じです。

2008年の時は中咽頭癌が左首リンパ節に転移したステージ4の進行癌だったので、最初から手術をすると、身体機能の最低50%を失うと言われたので最初に化学療法と放射線治療の併用治療を受け、二か月後双方の癌が消失したという事で退院しましたが、第一回目の経過観察で左首リンパ節に小さながん細胞が確認され結果的に再入院して、左首リンパ節を全摘出しました。

今回は順番が逆ですが、結果的に癌の三大治療を二回も受けるという余りないケースになりました。

しかし、物は考えようで、この過酷な手術、治療を二回とも受けられる体力が私に有ったことと、更に幸いだったことは二回とも手術、化学療法と放射線治療が出来る場所に癌が有ったことです。

間違いなく、現在の医療では一番確実な方法は手術による患部廓清ですが、場合によっては患部が手術の出来ないところに有ったり、体力的に手術、化学療法と放射線治療を受けられない場合もあるわけです。

手術、治療は過酷です。患者の中には途中で治療の中止を申し入れる人も少なからずいます。しかし、私は痛み、苦痛に耐えることは手術や化学療法、放射線治療を受けられない人に比べたら遥かに恵まれていると思っています。


敵は強敵で治ったと思っても姿を変えより強力になって現れたりする現代医学では解明できていない敵ですが、敵が強敵であればあるほど勝った時の喜びも大きく、11月下旬には勝利してシャバに戻ります(笑)

都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 健康 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です