患者の質問

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私は癌や大病を患っている方々から様々な質問を受けますが、その多くの内容は、もし一般の健康な方がごらんになったら

「何故、こんな質問自分の主治医に聞かないの?」

と思われると思います。

そう思われておられる方は、実際にご自身が命のかかった大きな病気をした時に初めてお分かりになるのでしょうが、私にご相談される方々も100%私より主治医のほうが自分の病気のことを知っていることは承知の上で私に質問してくるのです。

それは、一言で言えば特に大病院の医師は自分たちの言うことを聞いていれば間違いないのだと言う不遜な態度を示す医師も少なからずいます。患者に対する説明も一般社会では自社の製品の明確なる機能なり提供するサービスを正確にお客様に納得して頂かないでその製品を買って頂いたりサービスを受けていただける事などありえないですが、医療界はそれがまかり通っている面があるからです。

誤解なきように言っておきますが、現在の医療界の体質を変えなければならないと考えている医師もいることはいますが、まだ全体から見れば小数派で全体に影響力を与えるには程遠いものです。

私に相談や質問をされる患者たちは自分たちと同じ様な大病を経験して同じ目線で理解してもらい、自分たちの分かる言葉で説明してくれる人間のアドバイスを求めているのです。

私のブログはかなりの医療関係者も読んで下さっていますが、敢えて申し上げると、医療に携わる人達が 死なない程度の大病を ご自身が体験した後に苦しいリハビリを経て現場に戻って来られたら、患者の気持ちが良く理解出来るようになることは間違いないです。

私は医療関係者ではありませんが、医師、学者だけが集まって天下国家を話し合っても何も変わりません。それはあくまでも私の持論の村社会の延長線上の話し合いにしかならないのです。

必要なのは全体の利益を考えることで、自分たちの属している世界の利益を重視することではないのです。同じ類で群れあうだけで異質なものを受け入れる度量が無ければ何もかわりませんよ。

ですから、私は今後とも多くの雑誌の取材並びに独自の手記の出版などを通して、私の体験談を世に広め、私自身の身体がデータベースの宝庫ですので(笑)、積極的に学会、シンポジウムなどにも参加して、それに加え将来医師になるための医学生、看護生達に患者と向き合う上で何が本質的に大切なものかと言うことを机上の空論ではなく実際3回に亘り生死を彷徨った人間の体験から伝えて行きたいと考えています。

今週はあるキリスト系大学の医学部の学生の前で講演をする予定でしたが、第二クールの化学療法が開始されますので行けませんでしたが、昨日の日野原先生との致知の雑誌対談の記事が一月初旬に多くの人の目に触れ、私の体験が役立つならどこにでも積極的に出向き協力したいと思っています。


都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 健康 タグ: パーマリンク

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