癌の民間療法

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現在一番一般的な癌治療方法は手術、放射線、抗癌剤治療の三大治療と言われていますが、それぞれの治療に一長一短があるため、病後のQOL(生活の質)を考えて他の療法を選ぶ方も増えているようです。

私もいろいろな相談が寄せられるのですが、癌という病気は複雑怪奇な病気で、残念ながらその発症の仕方も自然退縮(癌細胞が自然消滅する)するケースも科学的な解明はされていないのです。

私が相談を受けた場合は、主治医と相談して(主治医との信頼関係が構築されているということが大前提ですが)、主治医の考えに同意できるならその主治医の勧める治療法を優先するのが正道だと考えています。無論、主治医のほうから更に専門分野の医師の紹介を受けることも、自分で他の病院でセカンド・オピニオンを聞くことも可能ですが、ご自身が納得することが一番大切なことです。

一番危険なことは、安易に表面的な情報だけで現在一番治癒実績の高い三大治療に頼らずに、食事療法のみで癌を完治させるなどという療法を始めとした様々な療法が、あたかも万能治療のような感じで謳われており、癌患者がそれを信じてしまうことだと思います。

以前も書きましたが、最新医療の補助的なものとしてとか最新の治療法で治療の施しようがない場合は、そういう治療に賭けてみるのも良いと思いますが、先ずは信頼できる主治医と納得が行くまで話し合って決められるべきです。

私の場合もそうでしたが、癌になった時、絶対に口にしてはいけない食品などに関する沢山の情報を頂きました。特に、米国の知人からは連日のように送られてきましたが、殆どの食材は病院食の中に含まれていました(笑)

米国では次のようなジョークがあるくらいです。

ある癌患者が医師に癌であることの告知を受けた際、三大治療を拒み食事療法で治す道を選びました。
肉を始めとする乳製品や身体を冷やす食材他、癌患者が絶対に摂取すべきではないという膨大な食品リストに従って毎日の食生活を送っていました。

ところがその患者がある日亡くなりました。

解剖した結果死亡した原因は癌ではなく栄養失調だったというのです。

このジョークは私や癌患者には笑うに笑えないジョークですが、そのくらい世の中には無責任な情報が溢れているのが現状です。

巷の無責任な情報に踊らされないことがくれぐれも肝要です。

都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 健康 タグ: パーマリンク

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