皇后陛下

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美智子皇后が今日77歳のお誕生日を迎えられたことを朝のニュースで知りました。

私は、幼少の頃から海外で育ちずっとアメリカンスクールで教育を受けましたので、天皇、王、女王を国家元首もしくは象徴としている君主制よりも、主として大統領を元首としている共和制の国の教育を受けました。

しかし、社会人になり多くの王、女王を国の象徴として仰いでいる英国、スウェーデン、デンマーク他の国々と接し、日本の皇室と比較する機会が増えました。

国内外の、日本の皇室は国民に対して閉ざされておりもっとオープンにすべきだという議論の一部は頷ける面もありますが、個人的に日本の天皇陛下、皇后陛下ほど 滅私奉公 国民のためを思って活動されている例は世界に無いと思います。

そういう意味で、皇室はどうあるべきかという議論とは別に、私は天皇陛下、皇后陛下のお二人は(敢えてお二人と言わせて頂きますが)世界一の国家元首だと思います。

東日本大震災の時にでも、時の首相が被災地訪問した際、

『形だけの訪問なら来るな!』

などの野次が避難所に退避していた老人から出た報道を見ましたが、天皇、皇后両陛下がご訪問された際は、一様に皆感極まっていました。私もテレビを観ているだけでお二人の被災者のことを思う思いやりに心を打たれました。

これは、お二人が長年の間築き上げられた人間としての 徳 がなされる業だと思います。

美智子皇后に関しましては、民間人として初めて皇室に入られたことで知られていますが、私が癌との闘病で一番精神的に悩んでいた時期に美智子皇后に関する記事を本で読み勇気づけられたことがあります。

概要はおおよそ次のようなものでした。

現皇太子殿下のある記者会見の時に皇太子殿下に向けられた質問で、

「かつて皇后様が皇太子妃となられた時、慣れない皇室に入って苦労されたと聞きましたが」という記者の質問がありました。

この質問の背景には、婚前は明るく、ふくよかであった美智子皇太子妃の表情が、急に痩せはじめ、みるからに憔悴しきった風に一般的には捉えられたからでした。

しかし、その質問に対して皇太子殿下は

「皇后様にかつてこの点を伺ったとき、こう申しておりました。『そういうことはなかった。むしろ、私の足りないところを周りの方々が許して下さったからこそ、今まで来れたのよ』と。」

とお答えになりました。

当時、自分が癌になった運命を呪い、全てに対して不満だらけであった自分のことが恥ずかしくなりました。

そして、闘病生活中は本当に周りの人に支えられたからこそ立ち直ることが出来たのです。

美智子皇后は、最近ご体調がすぐれないという報道にも接しますが、今後益々お元気で国民を暖かく見守って頂きたいと思います。

喜寿のお誕生日本当におめでとうございます。

都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
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皇后陛下 への2件のフィードバック

  1. 菅原 浩二 のコメント:
    天皇陛下、皇后様、万歳!
    被災地にこられた際の映像をニュースで見ました。
    被災地のガレキの山に向かい手を合わせて居る姿、有難く涙が出ました。
    日本人ですね。
    被災地より。

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