一杯のコーヒー

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好きな豆を挽いて入れたてのコーヒーから漂う何ともいえない豊かな香りは、私が学生時代に コーヒーに凝って いろいろ研究しだした頃から、私の毎朝の楽しみの一つでした。

三井物産の入社時の願書の特技に コーヒーの入れ方 と書いたほどでした(笑)

何事もそうですが、コーヒーの道も奥が深く 豆の産地、焙煎方法、焙煎の程度、豆の挽き方が同じでも、最終的な入れ方で味はとても大きく変わるのですよ。

サイフォン抽出法、コーヒーメーカー、コーヒーフィルターによる抽出などいろいろ実験しましたが、コーヒーフィルターを使用して抽出する方法が一番好みの味が楽しめると思います。 オタクの話 だと思って聞き流して下さい(笑)

コーヒーフィルターもいろいろありますが、殆どが紙の素材のコーヒーフィルターです。

私は去年の5月に清算するまで21年半に亘り、北欧家具を北欧のオリジナリティーを損なうことなく日本の居住空間、日本人のライフスタイルに合う家具と雑貨のデザイン、生産、輸入、販売を手掛けていました。

その分野では日本のリーディングカンパニーの一社でしたが、雑貨類などに関しては一部提携会社の商品も取り扱っていました。

その中のひとつが スウェーデン・インポート・オフィスの手掛けているMille Cafe(ミルカフェ)です。

http://millecafe.com

ミルカフェは特殊な繊維で作られており、その名の通り1,000回繰り返し使用出来るのです。

紙のフィルターは使い捨てで、割り箸などと同じ様に天然木材資源の浪費につながります。

当社の商品はデザイン性、機能性、ファッション性を重視することと同じぐらいエコロジー面に力を入れていました。

世界の異常気候の原因のひとつと言われる 熱帯雨林の乱伐によってとれた木材 は一切使用せず 計画植林によって取れた木材 のみを採用していました。

ミルカフェは一度コーヒーを入れたら水洗いするだけで繰り返し使えますが、世界の木材資源の保護を考えたエコロジー商品であることだけではなく、ミルカフェで入れたコーヒーは味もとても良いのです。

中咽頭癌を患い放射線治療を受けて2年半の間味覚を失い、この間コーヒーは単に 苦いお湯 でした。

恐らく2年半で飲んだコーヒーは10杯にも満たなかったと思います。私のことをコーヒー好きだと知って時折コーヒー豆を頂きましたが、皆差し上げてしまいました。

しかし、味覚を回復した今、毎朝ミルカフェで入れて豊かな香りと味のコーヒーを楽しんでいます。







都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 日記 タグ: パーマリンク

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