ラーメン

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私は自他共に認める 麺オタク です(笑)

麺類でしたら、蕎麦、うどん、パスタ他問わず全て好きですが、中でもラーメンに関してはいろいろ食べ歩きました。

三井物産時代から、美味しいラーメン屋があると聞けば、ラーメン代の数倍のタクシー代をかけててまで食べに行きました。

そして、そこから先は 私の持病なのですが(笑) 美味しいものを自宅で再現してみたいという試みが始まるのです。

ラーメンに関しても手打ち麺用のパスタマシーンの購入はもとより、ラーメン店がスープを取るような 大型の寸胴鍋 までいろいろ揃えました。

大型寸胴鍋は、業務用の調理器具を専門に扱っている 東京の河童橋の専門店 に買いに行きましたが、問題は業務用の大型寸胴鍋だと家庭の調理台には大きすぎて乗らないということでした。

そこで、我が家に出入りしていたマンションリフォーム会社の営業マンにベランダにラーメン店などが設置しているように低位置にガスバーナーを取り付けてもらえないかと相談してみました。

最初は冗談だと思ってニコニコしながら聞いていた営業マンも私が本気だと知ると

『そ、それは消防法で禁じられているので出来ません』と慌てて言っていました。

しかたがないので、私が欲しかった業務用の直径70cmぐらいの寸胴鍋は諦め、直径50cmぐらいのものにしましたが、それでも一旦スープを作り始めると家内ではその鍋を移動することが出来ず 大ブーイング でした。

スープ用の 鶏がら は比較的手に入り易いのですが 豚骨特にゲンコツの部分 は普通の肉屋には置いてなく、近所の馴染みの肉屋に頼んで仕入れて貰っていました。

スープを作るときは、大体金曜日の夜から仕込み始め、週末はずっと火をかけっぱなしでしたが、夜中も起きてスープの具合をチェックする私の姿を、家族は遠巻きに見ていました(^^) 今流に言えば 引いていました(笑)

しかし、スープ、手打ち麺、チャーシュー、しょうゆダレが完成して試食の段階になり、皆が笑顔で喜んで食べる姿を見るのが楽しみでした。

2008年に中咽頭癌が左首リンパ節に転移したレベル4の進行癌が発見されて放射線治療を受けてからは 味覚を失い ラーメンのスープは単なる塩水でしか無くなりました。

美味しいものを食べて更に自分で作ることが喜びのひとつであった私には、味覚を失ったことは想像以上の苦痛でした。

二年間は、私にとって食べることは 楽しみではなく単に生きるための手段 でした。

今年になって徐々に味覚も回復し、まだ完全ではありませんが 豚骨と鶏がらがミックスされたスープの味 も分かるようになってきました。

そういう中、知人が自宅を訪問してくれた際に久しぶりにラーメンを振る舞いました。

写真のラーメンは

手打ち麺を豚骨・鶏がら・魚介類のスープで絡め、トッピングは 特性肉味噌 です。料理作りもそうですが、もう二度と楽しめることは無いと諦めていたことをいろいろ再開できるのはとても幸せです(^^)








都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: 料理 タグ: パーマリンク

ラーメン への2件のフィードバック

  1. Rumiko Hughes のコメント:
    すごいですね。ラーメンの麺まで手打ちですか。
    味覚を失うなんて、食いしん坊の私としては本当、想像も出来ない、、、。
    Welcome back from such fatal experience. Must be enjoying 100% more for cooking, eating and developing the taste and happiness.
    • 都倉 亮 のコメント:
      味覚を失うと 食べることに興味が無くなり 食べる量が激減します。 結果的に体重も大幅に減りますが ダイエットに良い などというのは健康な人の言えることで、実際はとても辛いことです。

      美味しく食事を食べられること
       が健康のバロメーターです。

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