ジューン・ブライド

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私は日本在住の外国人との付き合いが多く、彼らから見た日本及び日本人に対する意見を聞く機会がしばしば有ります。

先日も日本在住のイギリス人から ジューン・ブライド に付いての話を聞きました。

日本でも ジューンブライド という言葉は広く知れ渡り、私も6月は2件の結婚披露宴にお招きを受けました。

ジューン・ブライドとは直訳すれば 6月の花嫁。6月に結婚した花嫁は幸せになれるというもともとはヨーロッパからの伝承です。

その由来は諸説がありますが、ヨーロッパの6月は1年中で最も雨が少なく良いお天気が続くため、はつらつとした季節の始まり、若者の季節と呼ばれ季節的環境がベストな月であるということは大きな要因だと思います。

一方日本はどうでしょう?

高温多湿で丁度梅雨の真っ盛りの時期ですね。

2件の披露宴でも新郎新婦はとても暑そうでした。しかしそれ以上に両方のカップルともアツアツでしたが・・・笑。

前出のイギリス人と下記のような遣り取りがありました。

『日本人の女性は ジューン・ブライド と言う言葉に憧れているが、あれはあくまでもヨーロッパのしきたりで日本の気候には合わないよ』

私が

『別にいつ結婚したって良いじゃない』

と答えると

『まあそりゃそうだが、日本は春と秋が気候の良い地域が多いから、スプリング・ブライドとかオータム・ブライド なんて方があっているんじゃないかな?』

と言っていました。

これと同じ様に、日本が海外から取り入れた風習で外国人から見ると不思議に思えるようなことがいろいろ有るようです。

その一つが日本に於けるクリスチャンの人口の少なさなのです?

何故そんなことが不思議なのかと思われる方が殆どだと思いますが、クリスチャンの私には良く分かります。

何故かと言うと、皆様方の中にも卒業生が多いと思いますが、日本には有名私立校でクリスチャン系の学校がとても多いのです。特に女子校に関しては、名だたる名門お嬢様校の多くがクリスチャン系の学校です。

しかし クリスチャンの洗礼を受けている生徒数 となると、これがまた信じられないぐらい少数なのです。

私の娘もクリスチャン系の女学校に通いましたが、クリスチャンの洗礼を受けた生徒は一クラス一人か二人とのことでした。

クリスチャン系の学校に行き、学校では日々聖書の教えを学び結婚式も教会で挙げるのに入信はしない

このことはクリスチャンの外国人の目には奇異に映るのです。

私の知る限り日本人のように クリスマス、大晦日、正月 と一週間のうちにキリスト教の行事から仏教、神道の行事まで何の疑問も感じなく使い分ける民族は世界で日本人だけだと思います。

しかし、それがまた日本人の奥の深さであり、世界の他の国の追随を許さない海外の文化、習慣から技術、製品まで取り入れて、日本社会に合うように変革していく能力だと思います。

私はこれを

料理を仕上げる最後に加える一滴の醤油の味付け

と言っています。

この一滴の醤油の味付けによって日本人の舌に馴染む味になるのです。

これはあくまでも比喩ですが、

最後の一滴の醤油の味付け論

に関しましては、また別の機会にいろいろな例えを用いて書かせていただきます・・・笑。






都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
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ジューン・ブライド への2件のフィードバック

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