なでしこジャパン

Pocket



なでしこ。小さくも強く美しい花。

正に なでしこジャパン のドイツワールドカップの姿だったと思います。

なでしこジャパンの活躍で日本列島が沸きかえりました。

女子ワールドカップの決勝戦。米国相手に圧倒的な体格の差を跳ね返しPK戦までもつれ込み、見事世界一に輝きました。

日本全体に非常に閉塞感のあるこの時期に、『なでしこジャパン』の活躍は、久し振りに国民が一つの事に対して熱中できる明るい話題でした。



決勝のアメリカ戦を前になでしこのメンバーたちが皆

『アメリカ戦を楽しみたい』、『楽しみながら決勝戦を闘いたい』

と、言っていたのが印象的でした。

かつて、サッカーを問わず日本代表のスポーツチームや選手は『日の丸』を背負ってそのプレッシャーに押しつぶされて実力が出せずに敗退するケースが目立ちました。

この

『楽しみたい』

ということを前面に出して言い出したのは、私の記憶ではドジャーズに移籍して活躍した野茂英雄投手が印象的でした。

今でこそ日本プロ野球選手がメジャーリーグに移籍するのは普通の事になって来ましたが、当時はまだ日本選手はメジャーリーグでは通用しないと言われていた時代でした。

あのイチロー選手ですら、若い頃インタビューで

『自分の腕の太さが倍ぐらいだったらメジャー行きを考えるんですが』

と言っていました。

かつては日本人アスリートが海外の試合、競技会に参加するときは

『お国へ錦を飾らなければならない』

と言う様な悲壮感が漂っていました。そして、必要以上のプレッシャーで実力を発揮できないケースも目立ちました。

しかし、野茂選手以来、特にアスリートの間で

『試合を楽しみたい』、『競技をエンジョイしたい』

という発言が目立つようになりました。

自分の好きなことを楽しみながらやる時に、人間は一番力を発揮することができる。

これはスポーツの世界のみならず全てに通じることだと信じます。

人間、自分の好きな事に熱中している時に一番集中力が高まり建設的な働きが出来るものと確信しています。

私は14歳になるまでに、1歳から7歳までと10歳から14歳まで11年間ドイツで過ごしました。

14歳で帰国して、一年間しか受験の準備期間はありませんでしたが高校受験に受かりました。

いろいろな人から 

『どんな準備をしたのか?』、『どういう勉強方法を用いたのか?』

という質問を良く受けました。

しかし、特別な事は何もしていなく、勉強方法に関しては同じ参考書を繰り返し勉強しただけです。

しかし、一つだけ同学年の生徒と違うことがありました。

それは、中学に入った頃から目的の高校に入るための受験勉強に辟易している生徒が多かった中で、私には受験勉強が新鮮で模擬試験などでも成績が少しずつ上がっていくのが楽しくてしようがなかったことです。

私が通っていたアメリカンスクール時代の恩師によく

『人生何をやるにしても楽しんでやりなさい。その時が一番力が出ます。』

ということを繰り返し言われました。

なでしこジャパンの快挙を観て恩師の言葉を思い出し、改めて

楽しむ

ことの大切さを実感しました。

都倉 亮 について

1953年生まれ。幼少の頃11年ドイツで過ごし、アメリカンスクールに学ぶ。慶大卒後三井物産に13年勤務。その後会社経営を経て現在執筆を中心に活動。日本の素晴らしい面、世界基準に変えねばならない面を長年の海外生活で培った目で発信して行きたいと思います。
カテゴリー: スポーツ タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です